冬に編むひらひら桜の帽子とハーフミット🌸

私は「冬に咲く 奇跡の桜」が大好きです。
傷だらけのチョッパーを泣きながら
強く抱きしめるヒルルクが
強くて優しい大好きだった父によく似てるからです。
そんな優しさでいっぱいの桜をモチーフにした
かぎ針編みで編める桜の帽子とハーフミットを編みました
今年は嫌な事が多かったですね。
ニュースもいつも必ず「殺人」「虐待」の事件が多かったけど、
せめて、この桜の帽子をかぶって、
凍てついた心を温めてみませんか?
材料 (4号かぎ針)
ベージュの毛糸 200グラム
緑色の毛糸 30グラム
ピンクの毛糸 40グラム
かぎ針 4号
帽子の編み図
・鎖編み120目で作り目して、中長編みを1段編み、
模様編み(リフ編み)を編んで、中長編み→長編みで
トップまで編んでいきます。
リフ編み編み図
・リフ編みが桜の模様になるんですが、
リフ編みは2段でひと模様になります。
ちょっとだけ難しいですが、慣れればすごく簡単だし、
モチーフに負けないくらい綺麗な模様編みなので、
ちょっと挑戦してみましょう!
私のおススメの動画はこちら↓
日本語ではないですが、観ていればわかるので安心してくださいね。
・トップ部分まで編み終わったら、
作り目120目から、そのまま120目を拾い目し、
細編み1段編んで、2段目から12目増目しながら、
18段編み、細編みかバック細編みで縁編みをします。
ハーフミットの編み図
・鎖編み40目で作り目をして、輪にして、
ゴム編み→長編み→中長編み→リフ編み
→中長編み→ゴム編み→細編みかバック細編みで縁編みをします。
・指穴からの拾い目は「虹色ハーフミット」を参考にして、
編んでいってください。
チョッパー、お前はこんなに優しいじゃねぇか!
もしも自分の命が限られたら、
その残った命を誰かのためにあげようなんて、
絶対に思わないですよね。
「そうでありたい」と願ってはいても、
実際にできるかどうかなんてわかりません。
愛する家族や、大切な人の為にならできるかもしれないけど、
自分を痛めつける人間のために死のうなんて絶対に思いません。
でも、世界に一人だけそういう人がいた事を私は知ってます。
私の父はそうでした。
父は膵臓癌で53歳の短い人生を終えました。
父は旧家の生まれの人でしたが、
父の両親(私の祖父母)は、駆け落ちをしたため、
家から離縁され、戦争中はとても貧しかったとききます。
旧家だったので、祖父は徴兵も免れたため、
父達家族はそれはそれはいじめられたとききます。
でも、私はそういう苦労話を父から聞いた事がありません。
ただ祖父母は優しい人だったと、
戦争に行って人を殺すより良かったという話しか
聞いた事がありません。
そして、膵臓癌になった時、私達は告知をしませんでした。
治療方法により父は自分の病気も余命も理解出来ていましたが、
その事を私達家族には言いませんでした。
「パパ、元気になったら、またみんなと仕事するんだ。。」
自分の余命がわかっても、私達の幸せだけを願って、
たった一人で闘病した父。
「死ぬ」ために「生きる」選択をした父を
私は今でも大好きです。
ヒルルクのこの言葉を聞くと、
私がいじめを見過ごそうとした時の父の言葉、
「大丈夫!お前はいじめられない!
だって、お前は強ぇじゃねか。
だから、絶対にいじめを止めるんだよ。」
そんな父の言葉を思い出すんです。
ありがとよ チョッパー
私と弟が父の病室から出ようとしたら、
「ありがとう。あんぱんごちそうさま。」
私達家族だけでなく、会社の部下もみんな思っている事は
「パパと生きられた時間は夢みたいな時間だった。」
確かに人生と一緒で、人間は綺麗じゃない。
生きる事は確かにきれいごとではないかも知れません。
でも、それでも綺麗でいた人を私は知ってる。
そして、その綺麗ごとがどれほど心地良いかを知ってます。
嘘をついたり、とりつくろったりしなくて良い世界は、
すごく気持ちが良くて、まさに「夢のような」世界。
そんな世界が小さくても作れたら私は嬉しいな。。