美味しいパン作り♪粉の違いって?
2015/05/29

先日紹介した「塩パン」
レシピの中で粉について少しだけふれましたが、
食べたいパンによって粉を選ぶ事で
本格的で美味しいパンを自宅で焼くことができます。
逆にいえば、
粉を間違えると残念ながら
美味しくないパンができてしまうのです。
そこで今回はパン生地に使う粉について
ちょっと詳しく書いていきたいと思います。
自分でお菓子やパンを焼く方はご存知だとは思いますが、
グルテン質、タンパク質が多いのが強力粉(パン生地用)
グルテン室、タンパク質が少なく、粒子の細かいもの(製菓用)
ざっくりといえばこんな感じです。
グルテン質やタンパク質が多い粉の特徴は
こねていると粘りが出る事
見た目が膨らんでいてボリュームがある事
それに対して
製菓用に使う薄力粉は粒子が細かい事、
粘りを抑え、口溶けが良い事です。
ではでは、
先回紹介した「塩パン」のレシピでどうして薄力粉をブレンドしたのか?
それは準強力粉(フランスパン用粉)に近い生地する為です
フランスパン粉は先に書いたグルテン質、タンパク質が少し控えめのもの
準強力粉、もしくは中力粉を使うのが美味しくできるコツなんです。
フランスパンの特徴といえば
パリッとしていて、噛みごたえがある事ですね。
噛むことで粉本来の美味しさを楽しむのも
フランスパンの特徴でもあります。
カンパーニュ等の全粒粉を使ったパンをみてもわかりますね。
ただしこのフランス粉(準強力粉)はお値段が結構するんです。
でも!
最強力粉に薄力粉をブレンドする事で準強力粉の様な粘りを抑えた生地が作れるんです
噛むことで、塩本来の旨みと小麦本来の味わいを出すため為に、
私はフランスパン生地に近い分量で
「塩パン」を作っています。
でも食感までは頑張れるけど、
味はやっぱりフランス粉とは全く違います(汗)
なぜかというと産地と小麦が違うからです。
フランスパン粉はタンパク質や、グルテン質等の多さ等の
見た目や食感を重視していなくて、
ミネラルの多い、健康に良いとされている小麦を使っているので、
先にも書いた通り、小麦粉自体に味があって美味しいんです。
でもより美味しいく、そしてフランスパンに近い生地を作る場合は、
先回紹介した粉の配合を、
薄力粉の変わりに全粒粉、もしくはライ麦粉、胚芽等に加える事で、
パリっとした美味しいパンが焼けますよ。
ただし、全粒粉やライ麦粉等は粘りが出るまで時間がかかるので、
少し長めに生地を捏ねてください。
ホームベーカリーを使う場合も同様です。
捏ねる時間を少し長めに設定すると良いでしょう。
「塩パン レシピ」
https://hawaiian-hearling.yhw-alohasoul.com/bredfower/
みなさん、粉の違いはわかりましたか?
・最強力粉はグルテン質やタンパク質が多く、
こねると粘りとボリュームが出る粉で、
食パンや柔らかい食感のパン向きの粉です。
・フランスパン粉はミネラルが多くて、粘り気が少なく、
歯ごたえのあるパン向きの粉です。
ちょっとした事だけど、
そのちょっとした事を知っているだけで、
美味しいパンを焼くことができます。
自分だけのオリジナルパン作りをしませんか?